新宿区にあるオルト保育園に子ども支援学専攻の3年生10名と見学に行ってきました。
オルト保育園は、レッジョ・エミリアの保育実践を参考に、園の建物を設計し、さらに実践の面でもそれをベースにしながら、地域の実情に応じた保育を展開しています。
オルト保育園の見学では、「保育室、アトリエ、広場、給食室などの配置」「アトリエにある多様な素材と道具の使いこなし」「子どもの言葉から始まったプロジェクト」「プロジェクトなどの過程が見えるドキュメンテーション」「地域の多様な人的資源の活用」などを実際に見て、感じることができました。これらのことを通して、保育の環境構成、記録と活動(遊び)との関係、子どもの自発性(言葉)と活動との関係など、子ども・保育者・保護者・地域とでつくりあげる保育実践に必要な要素とその総合性について、多くの示唆を与えていただきました。
また、ところどころにさりげなく飾られた生け花や子ども達の作品から、子ども達や保育者、そして保護者にとっても、豊かな生活空間であることが感じられました。
学生達も、昨年度に前園長先生と主任の先生から大学でお話をうかがい、その実際を自分の眼で見て、感じたことで、たくさんの刺激を受けたことと思っています。
高橋ゼミでは、できる限る多くの保育現場(フィールド)に出かけ、それを振りかえることで、自らの保育観を築いていってほしいと願っています。
お忙しいなか、学生達にレクチャーとディスカッションの時間をとっていただいたオルト保育園の先生方に心より感謝申し上げます。
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